「最近、どうも体の調子がすっきりしない」。そんな不調を、年齢のせいにして無理にやり過ごしていませんか。40代や50代の私たちは、職場の責任ある立場として大きなプレッシャーに晒され、家では家族の未来や介護の重みを背負っています。休みたいけれど代わりがいないと我慢を重ね、心と体が悲鳴を上げている。そんな、休むことへの罪悪感と終わりの見えない不安に震えている日が続きます。
先日、私はまた激しい体調不良に見舞われました。夜中に突然襲ってきたお腹の痛みのせいで、あまり眠れないまま朝を迎えたのです。翌朝になっても、眠いのとしんどいので、急遽予定を変更して在宅勤務へと切り替えました。一通り仕事をこなし、夕方に病院へ足を運び、医師に「実は短期間で体調を崩すのは、これが2回目なんです」と伝えました。診察の結果、過敏性腸炎の可能性があるとのことで、整腸薬と漢方薬を処方されました。
体に現れる度重なるSOSに、自分の健康がだんだんと蝕まれていくような、強い不安に襲われました。虚淵玄さんの描く物語の主人公のように、過酷な現実の重圧に心が削り取られている気がしたのです。施設にいる父のことや組織の責任を考えると、自分が今倒れるわけにはいきません。しかし、この限界手前の不調は、これまでの働き方を見直すための、重要なアラートなのだと捉え直すことにしました。
ストレスによるお腹の不調と上手に付き合うコツは、まず痛みが起きた時に「会社を休む、あるいはリモートに切り替える選択」を即座に取ることです。一つ目は、上司やチームに今の状態を早めに共有しておくこと。二つ目は、医師から処方された漢方などを信じてしっかり飲み切ること。三つ目は、明日にでも社内の産業医といった専門家に相談することです。注意点は、薬に頼るだけでなく、不調の根本にある「業務量の多さ」そのものを減らす話し合いを避けないことです。
自分の体を犠牲にしてまで、守り続けなければいけない業務など存在しないのだと感じています。
明日はちょうど産業医との面談が予定されているので、この重なる体調不良と不安な胸の内を、包み隠さず話してみようと思います。3回の転職を経て今の場所を守ってきた私ですが、一番大切なのは自分の命であり、家族と過ごす健やかな時間です。まずは自分の体を最優先に労わり、心穏やかに働ける環境を取り戻すための具体的なアクションを起こしていきたい、そう強く思いました。