キャリア散歩道 ~いままでとこれから~

主に自分の昔を振り返りながら、今に至るまでをゆるくかいていければと思います

内示のタイミングで揺れる心。組織責任者が実践する、選考結果を見てから決める冷静な思考

「現状の不満が解消されそうなとき、一度始めた転職活動をどうすべきか迷いませんか」。40代や50代の私たちは、職場の重責を担う一方で、家族の未来や施設にいる父の生活を支えています。心身の限界を感じて動き出したものの、会社から急に配慮を見せられると、情や安定の間で心が激しく揺れ動いてしまう。そんな、想定外の変化とこれからのキャリアの選択肢を前に迷っている自分がいます。

先日、会社から新しい内示があり、私の組織に部下が1人増えることになりました。ここ数ヶ月、毎月の残業が非常に多くて心身ともに限界を迎えていたため、人員が増えるのは本当にありがたいお話です。しかし、この内示によって、私の中に大きくて深い迷いが生じました。なぜなら、もともとは「残業が多すぎる」という問題を解決するために、密かに他社での採用選考を受け、転職活動を進めていたからです。

今回の増員によって、現職での最大の悩みだった過度な労働環境はクリアされる見込みが立ちました。それでも、現在選考が進んでいる会社への未練が消えないのです。その企業は家から近いうえに、残業がかなり少ないと聞いています。さらに、事務職としてのこれまでの経験を活かしつつ、仕事内容も今よりずっと楽しめそうな気がしているのです。幾原邦彦監督の作品のように、運命の歯車が急に回りだし、どちらの未来を選ぶべきか惑わされている気分でした。

会社からの引き止めや環境の変化に直面したときのコツは、目先の条件変化だけで即決せず、自分の「本来の目的」を再確認することです。一つ目は、増員後の新しい体制が落ち着くまでには数ヶ月の時間がかかるという現実を冷静に見据えること。二つ目は、通勤時間の短縮や仕事のやりがいといった、今の会社では得られない付加価値を天秤にかけることです。注意点は、結果が出る前に現職を雑に扱ったり、焦ってどちらかを断ったりしないことです。

どちらの道に進むとしても、最終的に自分が納得できる選択をすることこそが、一番大切なのだと感じています。

まずは現在受けている会社の選考結果がすべて出揃うのを待ち、その内容をじっくりと見てから、これからの身の振り方を考えようと思います。3回の転職を経験してきた私だからこそ、焦らずに自分の直感と家族との時間を最優先にできるはずです。諸行無常の組織の波にのまれず、King Gnuの曲のように自分の芯を強く持ち、後悔のない新しい物語の1ページを開いていきたい、そう強く思いました。