キャリア散歩道 ~いままでとこれから~

主に自分の昔を振り返りながら、今に至るまでをゆるくかいていければと思います

50代の1次面接体験記。定番の志望動機ではなく「先方のしたいこと」が問われた理由

「50代からの転職面接、一体何をどこまで聞かれるのだろうと不安になりませんか」。40代や50代の私たちは、長年積み上げてきたキャリアがあるからこそ、面接の場でどう評価されるのかに臆病になってしまいがちです。家では認知症の父を支え、現職では組織責任者として重圧と戦う日々。守るべき家族がいる中での挑戦は、期待と緊張が入り混じるものです。そんな、面接の攻略法が見えず、一人で肩に力が入っているのが先日でした。

先日、私は選考を進めている企業の本番面接に臨んできました。面接官として目の前に現れたのは、先日のカジュアル面談でお話しした部門長と、実際の現場を統括する物流拠点のセンター長のお二方でした。カジュアル面談に続く1次面接だったため、私はてっきり「志望動機」や「自己PR」といった定番の質問を切り出されるものとばかり思い、身構えていたのです。しかし、実際の面接は予想とは全く異なる展開でした。

面接の中で多くを占めたのは、「先方がこれから実現したい希望」や「現場の課題」に対する質問でした。一方的に志望度を試されるのではなく、彼らの描く未来に対して、私がこれまでの事務職や現場リーダーの経験からどう考え、何ができるのかを問われたのです。それはまるで、富田祐弘さんの描くアニメの主人公たちが、新たな仲間と共通の目的地を確かめ合う対話のようでした。定型の答えではなく、自身のありのままの知識と思想を伝える充実した時間となりました。

50代の1次面接を突破するコツは、用意した志望動機を暗記して話すのではなく、相手の「したいこと」に寄り添った対話力を発揮することです。一つ目は、相手の質問の意図を正確に汲み取り、自分の言葉で答えること。二つ目は、過去の成功事例ではなく、「新しい環境で発揮できる自分の考え方」を中心に語ることです。注意点は、自分のやり方に固執する頑固さを見せないこと。相手のビジョンを受け入れる柔軟な姿勢こそが、面接官の安心感に繋がります。

選考の結果が出るまでのおおむね1週間という期間を、私は焦ることなく前向きに楽しみに待ちたいと思っています。

今回の面接を振り返りながら、自分がこれまでの転職で培ってきた強みや、組織に貢献できる具体的なアイデアについて、改めてじっくり整理してみようと思います。Aimerさんの歌がそっと背中を押してくれるように、自分の選択を信じて一歩ずつ進むだけです。大切な家族との未来をより良いものにするため、この挑戦の続きを私らしく楽しんでいきたい、そう強く思いました。